ベルギー

ベルギー映画産業 2008年度レポート

ベルギーのフランス語圏では映画の単独製作が非常に盛んに行われており、年間製作本数は長編約20本、短編約120本、ドキュメンタリー約50本にも上る。また、ここ数年で本格的なアニメーション製作体制が確立され、映画産業の一部として見なされるようになっている。

上映館は主にシネマコンプレックス(全映画館の25%、全興行成績の約80%を占める)だが、アートシアターも10館ほど存在する。

数多くの映画祭が開催されており、長編・短編のフィクション作品からドキュメンタリー作品、アニメーション作品、ならびに、一般向けの作品から専門的な内容の作品、テーマ性のある作品に至るまで、あらゆるタイプの映像作品が出品・上映されている。国際的に広く知られた映画祭も1~2つほど開催されている。

文化的背景から、映像作品および映像業界は言語共同体ごとに分かれて競いあっている。これは、ベルギー国内にはフランス語圏市場とフランドル語圏市場の2つの市場が存在することを意味する。どちらの言語市場とも公共放送局(RTBF、VRT)および民放局(RTL-TVi、AB、VTM、VT4など)、有料放送局(Be Tv、Voo、Belgacom TV、Telenet)が放送事業を展開している。また、ワロン地域には地方放送局12社の、フランデレン地域には同10社の放送ネットワークが確立している。

国内には著名な映画学校がいくつも開校しており、映像・音楽芸術や映像・音楽業界のあらゆる分野を網羅した芸術系・技術系科目を受講するため世界各国から大勢の生徒が勉強しに来ている。

提供:Federal Public Service / WBimages