レポート

J-Pitch@ベルリン2008

日程:2008年2月8日~13日
開催地:ベルリン国際映画祭 Co-Production Market

Co-Production Marketは、ベルリン国際映画祭期間中に行われるEFM(European Film Market)に併設された企画マーケット。製作予算の30%が決定していることという条件により、実現性の高い企画が多く集まる。ベルリン映画祭との併催なだけあり、有力なヨーロッパの会社とのミーティングが多数組まれる。2008年の公式選出は35企画。

<所見>

2008年で5回目となるベルリン国際映画祭のCo-Production Marketは、同時開催されるTalent Campusからの推薦(Talent Project Market)10企画を含め、世界各国から毎年35企画しか選ばれないという、非常に狭き門の企画マーケットである。2008年の企画は、有力なヨーロッパ共同製作企画がひしめく中、日本から選出された「永遠の森」は、唯一のアジア企画として注目をされた。
事実「永遠の森」は、ベルリン国際映画祭という世界から多くの映画人が集まる中で、非常に有力な会社と数多くのミーティングを持った。また、実際のミーティングに先駆けて行ったピッチングのトレーニングもたいへん効果的で、1社につき30分という短い時間の中でも、充実した企画のプレゼンテーションを行うことができた。

<プログラム>

  • ビジネス・ミーティング(コー・プロダクションマーケット主催の公式ミーティング)に参加
  • ピッチングセミナー&個別研修
    :シビル・カーツ氏(ドイツ・ピッチング専門家)のレクチャーと個別指導
  • ベルリン国際映画祭の企画マーケット、コー・プロダクション・マーケット主催によるパネルディスカッション、スピードマッチング、カントリー・テーブルに参加。
    1. パネルディスカッション
      (ラウンドテーブル形式で計3回参加)
      テーマ:「存在する映像の使用」、「ヨーロッパのホラー」、「Summit EntertainmentのDavid Garret氏への30の質問」、「アニメーションと実写の融合」、「リメイクについて」
    2. スピードマッチング(2回にわたり実施)
      一回10分間の短いセッションの中で、多くの海外関係者と話をする機会が与えられる。
    3. カントリーテーブル(2回にわたり実施)
      各国が一つ、テーブルを持ち、海外からのオファーや問い合わせを受ける。2008年はカナダ、ドイツ、フランス、スペイン、イギリス、アメリカ、日本が出展。
  • コー・プロダクション・マーケット主催のセミナーに計3回出席
    1. ケーススタディー
      「国際共同製作-"Love and Other Crimes"
      (2008パノラマ・スペシャル部門、Co-Production Market2006 公式選出作品)」
    2. ケーススタディー
      「原作本の映画化について-"Hart of Fire"
      (2008コンペティション部門、Co-Production Market 2007 公式選出作品)」
    3. セミナー
      「なぜアメリカ人と?」
      講師:Peter C. Wetherell
      (Magusu Entertainment、アメリカ)
Co-Production Market公式選出プロデューサー
  • 落合 篤子 (株式会社スーパーサウルス) 「永遠の森」
J-Pitch参加プロデューサー
  • 張 雲暉 (有限会社龍影)

写真:公式ミーティング1
写真:公式ミーティング2
公式ミーティング

写真:ピッチング講義
ピッチング講義

写真:カントリーテーブル
カントリーテーブル